STRDUP(3) | Linux Programmer's Manual | STRDUP(3) |
名前¶
strdup, strndup, strdupa, strndupa - 文字列を複製する
書式¶
#include <string.h> char *strdup(const char *s); char *strndup(const char *s, size_t n);
char *strdupa(const char *s);
char *strndupa(const char *s, size_t n);
glibc
向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7) 参照):
strdup(): _SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE ||
_XOPEN_SOURCE >= 500
strndup(), strdupa(), strndupa(): _GNU_SOURCE
説明¶
strdup() 関数は、文字列 sの複製である 新しい文字列へのポインタを返す。 新しい文字列のためのメモリは malloc(3) で得ている。 そして、 free(3) で解放することができる。
strndup() 関数は同様であるが、最大で n 文字だけを複製する。 s が n よりも長い場合、n 文字だけが複製され、 終端の NULL バイト ('\0')) が追加される。
strdupa() と strndupa() 関数は同様であるが、 バッファを割り当てるのに alloca(3) を用いる。 これらの関数は GNU GCC を用いた場合にのみ有効で、 alloca(3) で記述されているのと同様の制限を受ける。
返り値¶
strdup() 関数は複製された文字列へのポインタ、または 十分なメモリが確保できなかった場合にはNULLを返す。
エラー¶
- ENOMEM
- 複製された文字列を割り当てる十分なメモリが確保できなかった。
準拠¶
strdup() は SVr4, 4.3BSD, POSIX.1-2001 準拠である。 strndup(), strdupa(), strndupa() は GNU 拡張である。
関連項目¶
alloca(3), calloc(3), free(3), malloc(3), realloc(3), wcsdup(3)
2007-07-26 | GNU |